プロフィール

スタッフ

大阪の池田生まれの池田育ち。池田でお商売を初めて50年が過ぎました。60歳を向かえ新しい人生の始まりと・・・。体力が続く限り頑張ります!!!

最近のコメント

最近のトラックバック

もっとお店のブログを見る

メイン | 2007年9月 »

2007年8月

2007年8月11日 (土)

お母さんの涙

7月末、弊社ケータリングスタッフの中心的存在の一人である、ありちゃんこと有住美香さんが結婚致しました。
私は、この結婚式は一生忘れることが出来ないでしょう。
それは、彼女のお母さんが、この日に合わせ自分の大切なものを注がれたからです。
・・・・・・それは「命」です。
彼女のお母さんはずっとガンと戦っておられ、抗がん剤治療を行われていました。そしてさらに厳しいステップの抗がん剤を投与しなければいけない段階にきていました。すぐに始めないといけない位お悪い状態のようです。
しかし、それを打ってしまうと娘の結婚式に出る体力がなくなってしまい、ベッドから起き上がれるかどうか、保障は出来ないとお医者様から厳しいお言葉を・・・。
「絶対に結婚式が終るまで、治療をずらしてほしいです」
と、医者の猛反対を押し切り、病気の進行よりもただただ「娘の結婚式」に焦点をあてて、その日を待たれたのです。
普通の生活をしていると、今日何があっても「明日に希望を持って」「明日があるさ」と余裕を持ち、立ち上がれます。しかし、こういう極限の状態で、娘の結婚式に出るという事を目標として今を生きるお母さんの気持ちを考えると、なんと母の愛は深いものか、と胸が詰まり、言葉が出ないほどでした。
ありったけの気力と体力でガンと戦いながら、7月末のこの日を待って、待って待ち続け、とうとう晴れの日を迎えました。その幸せや感動は私たちには想像もつかない程大きなものとして、お母さんの体を駆け巡っているのでしょう。その表情は、病気と思えないほど輝き、美しさに満ちておられました。
そして、そんなお母さんを見つめるありちゃん。彼女も女神のように綺麗でした。
山田洋次監督が、とある男優さんにお子様が誕生した際に送られたコメントで、「女の子を産み、育てるならば花のような子に育ててください」という名言があります。
一言で「花のように」と言いますが、母親がこう育てるには、一生をかけて無心に美しく育てることに焦点を合わせ、慈しみ続ける努力と覚悟が必要です。
彼女は、まさに花のように、優しく美しく育ちました。「お母さんのためなら何でも出来ます」と目にいっぱい涙をためて言い切るありちゃんと、病気治療より娘の晴れの場で娘の美しい姿を一目見れることを選ぶお母さん。
こんなに切なく辛い、母の愛を感じたお式はありませんでした。
そんな意味もあってでしょうか、式場が一つになって皆が彼女の幸せを喜んでいる一体感に包まれていました。
その中心でお母さんが娘の花嫁姿を見て、微笑んでいらっしゃる姿は神々しくすらあり、私は涙が止まりませんでした。


私の人生の理想として、まんが日本昔話の中にステキな一節があります。
「このじいさんとばあさんは、子宝に恵まれて最後には幸せに暮らしたそうな・・・」
「子宝に恵まれて」の一言には、子供を大切に愛情を注ぎ育ててきた歴史が詰まっていると思うのです。長い家族の歴史が・・・・・
彼女とお母さんはそれを見事に体現していて、なんと羨ましい、なんと素敵な関係を築かれたのかしら、と感動せずにはいられませんでした。
式の当日メッセージの中に一つの詩を入れさせて頂きました。
「お母さんの涙」という大好きな詩!!
心よりこのご家族の末永いお幸せを祈りつつ・・・
お母様のご健康も祈りつつ・・・


「お母さんの涙」

お母さんの涙を集めて 空へ放ったら
きっとお星様になるでしょう

お母さんの涙を集めて 海へ流したら
きっと桜貝になるでしょう

お母さんの涙を集めて 大地へこぼしたら
きっとかわいい花が咲くでしょう

お母さんの涙を集めて 子どもの心に注いだら
きっとかわいい子どもが育つでしょう

ひら川&頓珍館 池田駅前店 のサービス一覧

BEST OF MENU
ひら川&頓珍館 池田駅前店